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 南山大学法科大学院の司法試験合格者祝賀会に出席してきました

南山大学法科大学院の司法試験合格者祝賀会に出席してきました2014年09月20日

 平成26年9月9日、平成26年司法試験の合格発表があり、私の出身大学である南山大学の法科大学院から9名の合格者がでました。
 合格された皆さん、おめでとうございます。

 私自身は、法科大学院を卒業していませんが、同じ南山学園系列出身ということで毎年合格祝賀会に参加させていただいています。
 今年の合格祝賀会は、昨日9月19日、9名の今年の合格者全員と、法科大学院の教授、法科大学院出身の弁護士、南山学園出身の弁護士及び現役の法科大学院生などが出席して行われました。

 司法試験を合格した後、裁判官・検察官・弁護士になるには、『司法修習生』という身分で約1年間の研修をしなければなりません。この司法修習生には職務専念義務といってアルバイトなどをすることが許されていません。
 このため、従前は給費(給料)制が採られていました。
 しかし、司法試験合格者の増大による予算の問題などを理由として、3年前から給費制が廃止され、ごく一部兼業が認められるとともに希望者に生活費を貸し付ける貸与制に変わりました。

 法科大学院に通うため、すでに学費を借金していたりする受験生も多い中、司法試験に合格してもさらに借金をしなければ生活しなければならない状況となっています。
 また、多くの合格者は弁護士となることを希望しますが、近年は、就職先が見つからず弁護士登録できない法曹資格者も生じているなど、司法試験に合格したとしても厳しい環境が待ち受けています。

 そんな中、合格者の皆さんは、それぞれ熱い思いで法曹となることを志し、苦しい勉強及び厳しくなる環境に耐えて、司法試験を突破しました。

 先輩風を吹かせるわけではありませんが、合格者の皆さんには、熱い思いや初心を忘れることなく、それぞれの道を進んでいってほしいと思います。
 そして、そのために協力できることは、私がこれまで受けてきた多大なものに対する恩返しと思って対応していきたいと思っています。

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